通学路近くの国道で

限界を超えていく 崩れていく身体
自己犠牲で差し出した手を
なかったことにはできない

一瞬のはずの永遠 後悔するには長すぎる

君を救った僕のように
僕を救う誰かはいない

体から魂がベリベリと剥がされる感覚
一瞬のはずの永遠 この音は酷すぎる

骨も血管も筋繊維も胃も肺も
自分の感覚から乖離していく

自分がそこにいたイメージだけを残して
君の代わりにトラックにはねられる僕

君の自殺願望を満たすために 代わりに死ぬ僕は
半笑いで暗い目をした君を見ていた眼球に置き去られ