予感する喪失は それまでが甘美だろ？ 予感に悲しみ涙する そんな自分に酔う 鏡を見ろよ悦に入る瞳の奥 汚い炎が滲み出ている喪失しろ 喪失しろ 喪失しろ 喪失しろ下種な酔いは見世物小屋の乞食と同等 喪失する前に失えば 暗い炎も盛らぬものを喪失しろ 喪失…
畳の染み 腐った液 蝉の声 見開いた目ビニール紐 酸の強い排泄物 サイレンの音 飛び出た眼球病 衰え 剥離 純粋に近づく孤独に 絶望に 理不尽に 殺される 死は自死ですら自ら選び取ったものではない何かしらをプレゼントされ 選ばざるを得なかった 諦めでしか…
薄い粘膜を頼りに生きる 汚泥から這い出る生き物が 僕を見てる 見つめてる 小学五年生になったばかりの ひき肉を 慈悲深く快楽を是とする全ての者に乞う 生きるか死ぬか問う 射精な目の前に迫った切迫を 無慈悲に問い殺す慈悲深くひき肉を 射精に問う
猫撫で声の豚の 猫撫で声の豚を 切れ味の悪い鋸でバラす奇怪に踊る 架空の都市にいる家畜 ペニスが増殖するアレは アレルギーによって味わいを深める 黄色い膿と白い真髄 拒絶反応 苦い絶頂と受粉 伐採する大木を擦る手 若葉は例外なく皆摘む猫撫で声の豚を …
傷は消えないよ 笑っているよ へらへらと ぷぎぶきと 時折昔を思い出して 神経の引き攣れを起こしながら 発作的に笑うのさ 泡立つように 電気で服従させるように君→君につけた傷を 笑っているよ 薄っすらと ぎさきざと 青春の振り返りと共に 暖かく笑む君に …
サイコをきめて踊りましょう 被害妄想と衝動が脊髄を駆け巡る サイコをきめて犯りましょう 錆びたナイフで乳房をいたぶる 肋骨の隙間を目指して進むシンボルサイコを きめて 踊って 笑う 髪を 乱した 頭が座っていない 無垢な笑顔の どうにかなっている時が…
限界を超えていく 崩れていく身体 自己犠牲で差し出した手を なかったことにはできない一瞬のはずの永遠 後悔するには長すぎる君を救った僕のように 僕を救う誰かはいない体から魂がベリベリと剥がされる感覚 一瞬のはずの永遠 この音は酷すぎる骨も血管も筋…
薄黄色の糸に抱かれて 月 年 永遠 蟲毒注がれた脊髄の 麻痺 壊死 痙攣溶かされて 発酵した 俺の身体を 吸う 蜘蛛と蛾 蛆虫 少しも痛くない それが少し寂しい ただ失われていくただむず痒い 痒いとも言えない違和感だらけの日々 ただ切ない 眼窩から這い出る…
酷い顔をしているねSister 隈だらけの顔でさ 誰かに救いを求めてるの？ 誰も救ったこともないのに酷い顔をしているねSister 痣だらけの顔でさ 誰かを殺したいと思ってるの？ それだけは得意だものね 妄想で煮えくり返り 発作を起こし また叱られる 蹴られる…
痩せる 衰える 芽にして枯れる 知能が薄れ 麻痺と失禁の日々が言葉が出ないよ ママ落ちる前に朽ちる 病にして 消える 醜い穢れ 出血と失神の君が那由多の噛みしめる痛みとママ薄れ消える現 ママ
隠れ家 毛布 饐えた臭い 怯え 怒り 酸の強い臭い 発覚皮膚の粟立ち 脊髄の痙攣 快楽 死の予感本棚の裏の隠し扉同じ国の同じ人種 殺し合い 詰り合い 見つけて殺す 隠し扉 暴き嘲る様 どうか 夢でありますように 怒り 粟立ち 血液 口角を上げ犯すどうか 何もな…
人形の右腕をもぐ ほっとする安楽の時この娘は泣きも叫びもしないから 次の解体もきっと僕の心のざわめきだけが証拠を隠滅するための内蔵 ミキサー 腸にに詰め込む君の圧縮人形の陰を削る がっくりする落胆の瞳 この娘はもっと泣き叫んで呪い俺の射精の助け…
自分で1枚剥ぐのと 私に2枚剥がされるの どちらがお好き その気になるまで ウォッカでも飲みながら ゆっくり待ってあげるわ明滅する古電球 遠い空襲の音 祖国の爪先にまで羽虫が集っている 天井から降るホコリと木屑 先に爪がなくなるのはどちらかしら血走っ…
舌を噛むなよ いけ好かないチェリーボーイ 妄想の中で遊ぶのは 楽しいかい？ ベラベラ喋るコメンテーターに死を 信頼するべきは誰なのか 右を見て左を見て下を 噛めよ思想もないカプセルを親も 子も 孫も 従兄弟も 信頼すべきはxxxxx 左よりも右よりも楽しい…
許して欲しい 日々衰える君 汗ばむ肌 失禁 震える声 噛みしめる口唇許して欲しい 逃避 噛みしめる肌 震える口唇 衰える日々独占欲と吐き気 日が沈んでも隠せない 枯れ枝 落ち葉 蜘蛛 甘い腐肉の臭い 君が震えて待つ小屋誰も悪くはない ただ日々が
射精に至る苦痛をどうぞ 釘と ナイロンと アルコールと ライターベランダと 錆びた手摺 ムカデと 汗ばんだ乳房の夏射精に至る過ちをどうぞ 歯車と クランクと アルコールと シンナー女不信の色情狂平和に至る苦痛と過ち レンガとハンマーと共産主義者汗ばん…
Forgive me 君の爪の味 Forgive me 君の血管の歯触り Forgive me 頭皮の香り 君の横顔 光が指す午後 Forgive me 君の不眠症 Forgive me 君の神経の歯触り Forgive me 小脳の香り 君の泣き顔 闇すら許さない午後
教室で誰もいない部屋で隙間で闇で 息をしているだけの生き物 常に溺れそうな顔をして 心安らぐのはおまえらを殺すときだけペンチでツメを剥がされる 合唱曲で嬌声をばら撒く 湿ったベッドが眺めてる おまえらのサドとマゾおまえらの弱さと弱さ頭の中だけで…
死骸を這う無数の蛭 皮膚はもう助けてはくれない 神経を舐め取られ 眼球を優しくヤスリで削る愛情病床に集う無数の無精子症の油虫が 了承もないまま憩う筋繊維の夕餉肉と骨で感じる痛みに違いがあるのをご存知？ 縄で縛られ皮膚もない病だらけの愛情液が滴る…
枯れた芽を眺める君のパパとパパ 反吐が出る袋小路 揮発油の臭いと優しい笑顔が同居する矛盾 罪深いとも思わないんだろ 枯れた苗床のママとママ 吐き気に耐えながら笑顔が同居する不純 浴槽に浮かぶ無数の蛆虫と床を這い回る無数の眼球一緒に眠りましょう 私…
